「ニューヨークの花火大会」30,000発はすべて日本製アメリカで加速する「チャイナフリー」で「日本製の素晴らしさ」の再認識
うだるような暑さが続いた今年の夏も、例年と変わらず各地で華やかな花火大会が開催された。真夏の風物詩として夜空を彩る美しい花火は、今年も大いに見物客の目を楽しませ、一服の涼を人々に与えてくれた。
妻と共に長年住み慣れたニューヨークから日本に帰国した私は、妻の出身地である石鳥谷町(花巻市)に移り住んだ。その石鳥谷町では昭和24年から始まったという花火大会が今年も例年通り盛大に行われ、5000発の花火が打ち上げられた。
花火といえば、やはり有名なのが8月25日に行われた「大曲の花火」だろう。こちらは「全国花火競技会」ということで、今年も全国から花火師たちが集い、26業者が15,000発を打ち上げて技を競った。大曲商工会議所の話では、この競技を見るために集まった見物客は、なんと「76万人に上る」というから驚きだ。
しかし、これに負けない規模の花火大会がアメリカにもあるのだ。それは、ジュライフォース(7月4日)のアメリカ独立記念日に行われるニューヨークのファイヤーワークだ。国連ビルなどが建つマンハッタンの西側を流れるイーストリバー河畔で間断なく打ち上げられるこの花火は圧巻だ。その数は、30,000発に上り「大曲の花火」の倍規模である。夜空を焦がす、その迫力と美しさは見物客の大きな歓声とため息を誘う。
このファイヤーワークを見るため、河畔は人・人・人で埋め尽くされ、さらに、あの川幅の広いイーストリバーの水上は花火見物のため集まった数え切れないほどのクルーザーやヨットで埋め尽くされる。そのため、そこには水上警察が出動して、船舶の交通整理にあたっているほどだ。
私は、医師であり友人であるスチュアートのクルーザーで、彼のファミリーや友人10数人と一緒に船上から、この花火大会を楽しんでいた。そのとき彼が私の耳元で「この花火は全部に日本製だよ」と教えてくれた。以前はイタリヤ製が使用されていたらしいが、今では日本製が使われ、「大曲の花火」に参加した人たちの技術が「ニューヨークでも人々に感動を与えているのか」と思うと、とても嬉しい気持ちになってくる。そして、「メード・イン・ジャパン」の素晴らしさを改めて認識させられた。
最近アメリカでは、チャイナフリー(中国原料排除)シールが普及しそうな勢いだ。それというのも中国製品に対する不信感の表れで、ペットフードや歯磨き、おもちゃ、食器、毛髪醤油、ダンボール肉マン、等々、その不信の原因を数え上げたらきりが無いほどだ。
この呆れ果てるような現状を考えると、花火の例を見るまでもなく「日本製の素晴らしさ」を改めて世界にアピールするチャンスがやって来たと考えることも出来るだろう。
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